テキスタイル四人展   梅崎瞳 ・ 岸田めぐみ ・ 指田容史子 ・ 富永明日香

 2025年2月1日(土)〜9日(日)10:00〜17:00 お休み 火曜、水曜  
  最終日16:00まで 


  

 梅崎瞳:
   型染めに魅力を感じている。『型紙だけでも美しい』を志向し、制限 の中からみえる美しさを表現
  出来るように制作している。  
岸田めぐみ:
   愛着のある眼鏡と、糸を織る・縫うことで生まれるテクスチャを 組み合わせ、「めがねっこ」を制作
   している。  
指田容史子:
    私の作品は時と共に老い、いずれ土に還る私自身と重なります。植物と羊毛を手紡ぎで糸にし、
    織り、実の汁を直接染色。
富永明日香:
    手刺繍やソーイングを用いてぬいぐるみや小さなオブジェを制作。人間の矛盾やそれに伴う滑稽
    な姿をテーマに表現する。

プロフィール
梅崎瞳 UMEZAKI Hitomi
2017 大阪芸術大学大学院 芸術研究科 後期課程 芸術専攻 博士(芸術)修了

■主な展覧会
2012 奈良・町家の芸術祭HANARART2012(御所市名柄エリア・奈良)
 二葉―型染・二人展―(Gallery キットハウス・大阪)
 第66 回山口県美術展覧会 佳作受賞(山口県立美術館)
2013 HandsomeWoman 19(染・清流館・京都)
2014 五彩あやなすその2 軽薄長大と繊細巧緻 (染・清流館・京都)
2017 企画展第2回若手アーティスト支援事業 梅崎瞳「型染の海」
(東大阪市民美術センター)
2018 染色作家「梅崎瞳」×銭湯「湯処あべの端」クジラ湯 (湯処あべの橋・大阪)
2019  NEO SEED HANKYU ART FAIR(阪急うめだ本店9階 祝祭広場・大阪)
2021  JTC テキスタイルの未来刑形in宝塚2021(宝塚市立文化芸術センター・兵庫)
2022 奉納絵馬・観音資料展(リーヴスギャラリー小坂奇石記念館 法樂寺・大阪)
3回杜のみやこ工芸展 奨励賞受賞 
(東北福祉大学 仙台東口キャンパスTFUギャラリーミニモリ・宮城)
2024 『アートを着よう』夏の元気なTシャツ展(ギャラリー猫亀屋・大阪)
   大阪くらしの今昔館企画展 布のすがた―いまむかし(大阪くらしの今昔館・大阪)
現在 東洋学院 東洋きもの専門学校 非常勤講師
   大阪芸術大学 工芸学科テキスタイル・染織コース 非常勤講師

プロフィール
岸田 めぐみ
眼鏡は身体の一部である実感から発想を得たテキスタイル作品を制作。既製品の眼鏡と織物を組み合わせた作品や、眼鏡の形状をしたオブジェなどを、手織りや手縫いによっていきいきとした表現で生み出す。

【おもな展覧会】
2018年
めがねと旅する美術展 (青森・島根・静岡)
2019年
DEEP RIVERS FLOW SILENTRY (リトアニア)
オリリズムⅣ (名古屋芸術大学)
2020年
個展 (KUNST ARZT/京都)
2021年
個展 (ギャラリー猫亀屋)
2023年
くどやま芸術祭2023 (和歌山)
テキスタイルアート・ミニアチュール (東京・石川) 20192021出品
2024年
ファイバーアート、サイコー (京都芸術大学)
The15th international textile and fiber art biennial (ウクライナ)
布のすがたーいまむかし (大阪くらしの今昔館)


プロフィール
指田容史子, Yoshiko Sashida
1998年、多摩美術大学部絵画学科卒業。
テキスタイルを使った立体および絵画作品を制作、国内外での個展や展覧会に多数参加。
 
 
2018年、八ヶ岳にて、自然物を編み込んだタペストリーを野外制作して、羊毛や植物の実が落ちても土に戻るんだ!という感動があり、自分というものが自然の摂理の中に存在していることに気づかされました。以来、「森の服」シリーズを継続しています。
作品の染めた実の色の鮮やかさは失われ、徐々に土に還ろうとしています。そして生活の状況は変化しますが、自分の心や身体の足元から自然に繋がっていることに変わりはなく、個人的なパフォーマンスもまた、次の展開につながるための通過儀礼のようなものなのだと感じています。こうした一連の制作は人生の中で、いま自分がどのあたりにいて、何をすべきかを知ることにもなっています。
新作は「森の服」を炬燵布団に展開したものです。家族団らんの時間がだんだんとなくなって、最後は一人小さな炬燵でまどろむようになるのだな、と思い作りました。これからもその「炬燵」と共に旅をしたいと思います。

In the woods  -Work in Process-」 
2020
130
撮影・編集: 松本 力 (映像作家)

In the woods」 
2022-2025 
522
撮影・編集: 松本 力 (映像作家)
竹   籠 : タケタテカケタ
協   力 : 京都山懐庵

「炬燵」
2024
素材:植物・木の実・杉の樹皮・羊毛・杉の木
クチナシ・ヤマモモで染色

「森の服」
2024
素材:植物・木の実・杉の樹皮・羊毛
クチナシ・ヤマモモで染色

「森の中で
2025
素材:oilacrylic mediumpaper


プロフィール
富永明日香

1994年生まれ
神戸芸術工科大学大学院 総合アート&デザイン専攻 修士課程 修了 (2019)

展示歴2020-2024
アートスポット Korin: 京都 (2020)
京都精華大学学外サテライトスペース kara-S:京都(2021)
テキスタイルの未来系 in 宝塚 TEXTILE in FUTURE EXPRESSIO」宝塚市立文化芸術センター: 兵庫 (2021) 
GALLERYGALLERY: 京都 (2021)
Kyoto Art for Tomorrow 2022 -京都府新鋭選抜展-京都文化博物館: 京都 (2022)
ギャラリー猫亀屋 : 大阪 (2022)
ギャラリー猫亀屋 : 大阪 (2023)